南会津高校の統合計画に反対します

地域にとって高校があるかないかは生き方を大きく変える問題です。数合わせではなく、地域の暮らしを守るためいかにして残して行くかを考えるべきではないでしょうか。私たちは、福島県教育委員会の県立高校改革前期計画に反対します。

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福島県立南会津高校は南会津町西部にある小さな高校です。昭和35年に設立され、地域の学校として地域に育まれてきました。

生徒の希望に沿った進路指導が大きな特徴で、国公立大学から就職まで、きめ細かい指導が行われています。また、地域に伝わる郷土芸能や地域貢献にも力を入れ、地域の一役をになっています。

そんな南会津高校を昨年2月に突然激震が襲いました。福島県教育委員会の県立高校改革計画によって統合の対象となったのです。地域から高校がなくなるということは、子どもたちにとって選択肢がなくなることを意味します。

少子化の急速な進行は全国の地方で大きな課題ですが、数合わせで教育機関の統合を進めていけば地域はさらに衰退します。県教委の早急な計画の進め方は、地域住民との合意形成を無視したもので、将来に禍根を残す恐れがあります。県教委に丁寧な議論と説明を求めます。